蝶ガ岳・涸沢テント泊
関東の梅雨明けは8月になりそう。おかげで花を見る機会も2週間分減ってしまった・・。今日も曇った日が続く。
というわけで「過去の山」をもう一つ・・・
穂高を見たい(登りたいのではない)・・・、何処から見ればベストの景色か・・・と案内書とネットでアレコレ調べてみる。一番の景色は表銀座、「常念岳か蝶ガ岳」あたりらしい。「野宿が一番」を自称するからには、まずは快適なテント場でのんびり二三日、登るのも楽な方が良い!
というわけで、結局 「山は蝶ガ岳」、「テント場は徳沢園」ということにした。それでも見るだけではつまらない・・・という感じもあって、ちょっと近づいて「涸沢」ぐらいから穂高を覗けば尚良し!・・・との計画で家を出る。徳沢園テント場三泊ののんびり野宿旅・・・。
蝶ガ岳、涸沢(登山日 04・8月5日~6日)
1日目<徳沢園、長塀山、妖精池、蝶ガ岳ヒュッテ、往復>
2日目<徳沢園、横尾、本谷橋、涸沢、往復>
テント泊ー単独ー
車で「新島々」に駐車、バスで上高地へ。混雑した小梨平、河童橋を過ぎて梓川と穂高が見える川沿いの遊歩道までやって来ると、ようやく観光地も過ぎた感じで歩くのも気持ち良くなる。
上高地から徳沢まではフラットな道を3時間ぐらいで少々重い荷物でも何とかなる。左側の梓川の景色に、「日本にもこんな綺麗な川がまだ残っているんダ・・・」と思いながら黙々と歩く、川の向こうの山は何だろう・・・明神岳か・・・?
穂高はガスって上の方は見えないがそれなりに良い景色で、十分に「満足」出来る。そうこうするうちに「明神館」、一休み。ハイキング姿、大型ザックの登山者、子供からおばあさんまで・・・人もスタイルもいろいろ・・・。一息ついて又歩き始める、同じくフラットな道だから特に問題もない。時間も十分、
流れの速い綺麗な川を見ながら一時間ちょっと歩くとそろそろ今日の「テント場ー徳沢園」。横尾まで行くことも考えたが、サイトが草地で、トイレは水洗・・・という単純な理由で今日はここ泊まり・・・と決めた。何よりも「氷壁」のモデルになった徳沢園でテント泊をしてみたかった・・・ということである。テント場はそこそこ混んでいるが、広い草原でテント設営も楽、ロッジの建物は直ぐ横、山に囲まれた地形から風もない、水場もトイレも直ぐ近く・・・。何と言っても「初心者向き快適テント場」。
年取って体力がなくなってもここまでは来れそう・・・、二三日はここでゆっくりしよう・・・等考えながらペグを打つ。ビールもアイスも、パンもラーメンも・・・なんでも売っている。夜は月も出て、周りのテントからは賑やかな若者の声も聞こえて寂しい感じは全くない。ここは山ではなく、都会らしい・・・!
翌日は5時に起きてゆっくりと朝食を食べる。テント場横の登山口からイザ・・「蝶ガ岳」へ。5時間ぐらいで着くということだが、のんびり行けば7時間ぐらいかかるだろう・・・と思いながらゆっくり歩く。
行けども行けども展望もない同じような樹林帯の中を登る。地図に「道迷い注意!」の印があったが、やっぱり迷った。うまくないのは、何処で迷ったのかわからない内に迷ってしまったようで気がつくと笹薮の中・・・。気がつけば下り始めていたので、ザックを下ろして座り込んでパンなど出す、気を静める・・・。近眼なせいで目には全く自信がない、こんな時は双眼鏡を覗いてアチコチと目印などを探すことにしている。その内に「赤いテープ」が見つかる・・、助かったナ~。こんな所でうろうろしたら夜になる。
蝶ガ岳手前の「長塀山」は展望もなく山頂風でもないが、ようやく登り着いた尾根筋、ここからはそろそろ花も見え始めて歩くのも楽しみになってくる。少し行くと「妖精の池」。小さな池の周りは花のオンパレード、しかし季節が違うのか「妖精の池」というほどでもない。花と遊びながらアップダウンを登り詰めるといきなり「すごい光景」。
穂高連山、槍ヶ岳、蝶ガ岳ヒュッテ等が一斉に目に入ってくる。まさに圧巻・・・。初めて来たのに天気も上々でこれだけ見えるのも珍しい・・・。
休憩した「蝶ケ岳ヒュッテ」のおじさんも喜んでくれた、満足々々・・・!
穂高連山・槍ヶ岳・常念岳への尾根

「蝶ガ岳」を下りてテント場に着いたのは夕方5時過ぎ、長いつらい下り・・・デシタ。次の日は昨日の疲れもあって起きたのは7時頃、何としても「涸沢」・・・ダ・・と頑張って最小のものだけ担いで行軍開始。
賑やかな「横尾」の橋を渡って、後は延々と歩く。本谷橋を過ぎると目的の涸沢らしきものと残雪は見えてくるが、ナカナカ近づかない。途中、昔は何処かの登山部でならしたような「妙齢の紳士」に出会った。しばらく話しを聞いたり、花を教えてもらったりしたが、「どんなに遠くても一歩一歩脚を出して行けば必ず着く・・、それが登山の極意かもしれない・・」と言った。印象的な紳士だった。
テント一式は徳沢園に置きっ放しだから荷物は軽い、でも結構遠い・・・。徳沢を9時ごろ出て来たので往復できるのか少々心配だったが、人も多く迷う道でもない、あとは根性のみ・・・と言い聞かせて歩き続ける。最後に小さな小山を回り込んでひと登りすると「涸沢小屋」と「涸沢ヒュッテ」が眼に入ってくる。着いた着いた・・・!
涸沢からの帰り、本谷橋近くではそろそろ夕方の気配、単身の大学生らしき女性とすれ違う、聞いてみると「今から涸沢ヒュッテへ・・・」とのこと。登山部の人たちには涸沢はハイキングコースで、そこから穂高に登るのが「山歩き」らしい・・・。そうなんだ~
天国のような涸沢テント場
途中で出会った花
梓川の清流を見ながらの帰り道
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