南ア・甲斐駒
「北沢峠」までは林道専用のバスで行く。バスに乗ってしまえば、60リットルのザックごと峠まで運んでくれる楽々の野営プラン。おまけに甲斐駒、仙丈どちらにもテント場から日帰り往復が可能。金峰山の「大弛峠」のように車が峠まで自由に上がって、土日はオートキャンプ場のようになるわけでもない。シラビソの森やアルペンの雰囲気も残って、パワー不足のおじさんでも結構なテント泊が出来るのがここ「北沢峠」。終点長衛荘の前あたりでバスを降りると「北沢長衛小屋」テント場までは15分。
沢沿いのゴロタ石のテント場に荷物を降ろしてテント設営が終われば二三日はゆっくり・・・の気分になる。あまり眺めは良くないが、食料や飲み物をバスで運び上げられることを考えればマズマズ・・・。焼酎、ウイスキーに中村屋のカレー、サトウのご飯など持ち込んでのんびりと一人宴会をやるには絶好の場所。
南ア・甲斐駒ケ岳・仙丈岳
(登山日 03・8月21日)
<北沢峠、仙水小屋、仙水峠、駒津峰、双児山経由下山>
ー単独ー
一人宴会やってそのままバスで帰る・・・という訳にも行かないので、翌日はイザ甲斐駒へ! 小屋前のヤナギランを見ながら木橋を渡って、仙水小屋→仙水峠→駒津峰の表ルートで登り始める。山の先輩には、甲斐駒は登る山ではなくて見る山かも知れない・・・などのご教授もあったので、何処かで引き返してもイイカ?・・・と思いながら登って行く。仙水峠あたりから見上げる摩利支天はナカナカの迫力、峠から大石の荒れた登山道をよじ登って駒津峰に着くと広っぱになって北岳や間ノ岳が目の前、360度の展望も抜群。のんびりしていると、何処かのおじさんが「一杯やりませんか・・・」ということになってビールを二缶ご馳走になった。もともとここから先はどうしょうかナ~と思っていたのでスッカリその気になってご機嫌に飲む! 二時間ぐらい湧き上がってくる雲の動きを飽きずに見て、結局今回のピークハントはご遠慮申し上げることにした。「水ダコの頭」のような摩利支天をつまみにしながら知らないおじさんとの「飲み会」は忘れられないものになった。何が何でも「頂上制覇」、「三角点到達」、ましては「百名山踏破」・・・など考えた事もない。良い天気に良い場所で「アウトドア」が出来れば「これが一番!」と思っている。帰りは双児山経由で下りたが、何万人もの人が「甲斐駒・仙丈」を求めてやって来るのだろう・・・登りも下りも結構荒れた登山道・・・。
翌日も天気良好で仙丈岳へ。大滝頭→小仙丈→仙丈岳→仙丈小屋→藪沢→テント場の予定で行動開始。もう一ヶ月ぐらい前に来ればすばらしい花の競演が見れただろうが、少々遅れたよう。トリカブトやリンドウ系の花が多く白や黄色の花はスッカリ終わり。しかし、そこらに沢山咲いていたトリカブトは丹沢や日光で見るそれよりは大粒で、紫色も濃く、夏の高級食品「岩ガキ」を思い起こせてそれなりに満足。仙丈は甲斐駒と違って時間はかかるが穏かな登りが続く。稜線に出て振り返ると甲斐駒が迫力ある風景、小仙丈ピークから見た仙丈カールは南アルプスらしい女性的なすばらしい眺め。誰もいない稜線の向こうを見上げながら少しずつ登って行く山様は「また来たい山・・・」と思わせる。
なぜだろう、頂上ではたくさんの「ギンバエ」がいた。この頃2500mを越えても人が多い山頂付近では「はえ」が多いような気がする・・・?
帰りのバスではカモシカに送られて下山。下りたバス亭脇の「仙流荘」のお風呂はご機嫌です! 高遠経由で八ヶ岳を見ながらのんびりご帰還・・・、満足満足・・・!
林道バスの終点、北沢峠長衛荘
15分ぐらい歩いた所が北沢長衛小屋
テント場~横に音を立てて流れる川がある
仙水峠から見上げた甲斐駒・摩利支天
雲が湧き上がって飽きない駒津峰からの摩利支天
今が盛り・・と咲いていたトリカブト

仙丈岳の上り口~ここからが本番「大滝頭」
稜線からの仙丈カールはすばらしい!
甲斐駒も同じ目線で見ると別な迫力がある
綺麗で親切でコーヒーが美味しかった仙丈小屋
小仙丈ピーク、ここからの仙丈岳が一番か・・・?
帰りのバスを送ってくれたカモシカさん
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