難山・・・・鳥甲山
「鳥甲山」は新潟県津南から秋山郷への道筋右手にそびえる絶壁の山。 案内書では切明温泉か和山温泉近に近い狢平(むじなだいら)登山口から登るとある。かなりしんどい山で年をとらない内に登ろう・・・と前々から思っていた。
今年のアルプステント泊は室堂から雷鳥平テント場に泊まって、立山三山縦走をやろうというのが計画で、シュラフやテントを干したりで機会をねらっていたが、 天候に恵まれずに残念無念という事になりそう・・。 それでは何処に行くか・・・?何しろ北アルプスの代替だから、そこいらの山と言うわけにもいかない。そんなわけで選んだのが懸案の「鳥甲山」というわけ。いつものように前日の午後から出かける。17号線を北上して関越トンネルを抜け、湯沢を越えた石打を左折して津南方面へ。
津南は好きな町で、冬は4mもの積雪になるし、北は地震でひどかった山越村や、 古い湯治場で有名な松之山温泉などがある。道路わきには魚沼産コシヒカリらしき稲田が広がる。
津南から南へ小一時間下って「秋山郷」、「切明温泉」方面へ車を走らせる。
途中、以前に登った懐かしい「苗場山登山口」の「小赤沢」を通って5時半過ぎに切明温泉「雄川閣」に着く。 ネットの情報によれば、 鳥甲山登山口まで10分。 温泉も絶品、外トイレもあって車中泊も可能・・・とある。 古い村営の温泉だから綺麗とはいえないが、 川が見下ろせる源泉かけ流しのさらっとしたお湯はやはり絶品。雄川閣の日帰り温泉を楽しんで、休憩室でビールを飲んで車へ返ってコロッと完熟。
鳥甲山=とりかぶとやま(登山日ー07/08・26)
<むじな平登山口、鎖場、白クラ山、剃刀岩、鳥甲山>
ー単独ー
鳥甲山は、上級者向け本格登山の山と案内書には出ている。 登山口から「白クラ山」まで2時間40分、そこから頂上まで1時間30分とある。休憩時間や食事時間は入れてないので、私の場合はのんびり休憩したり写真を撮ったりで、上り6時間、下り5時間と想定・・。何と11時間もかかる・・! 下手をすると明るい内に帰りつかないかも・・と思いながら、朝5時前に起きて昨日津南で買い込んだ弁当を食べる。 朝ようやく明けそうな時間に朝飯を取りながら、地図や水などを準備するのは結構楽しみな時間・・・。 相撲の仕切り時間のようなもので段々と力が沸いてくるのが実感できる。10台ぐらい止められる狢平(むじなだいら)登山口には二台しか車は無い。 一台は神戸ナンバーのワゴン、 もう一台は夫婦で車中泊の軽。玄人好みの山らしく、中高年の賑やかな団体さんなどは何処にもいない。
ブナとツガの林を登ると「苗場山」と「秋山郷」が眼下
尾根に出てしばらく登ると案内書どおりの鎖場。 古びたハシゴがぶら下がって、横に赤茶けた鎖もある。 それでは危ないという訳か、新しいピカピカの鎖も一本架かっている。 ハシゴの下は固定されていなくてブラブラとたれ下がって足を掛けると「バカ揺れ」。 鎖だけでは登れないので、新しい鎖を握ってハシゴに足を掛ける。注意して登ると何のことも無いが、この山の名物鎖場になっている。
「本格登山」はともかく、「山歩き」の危険回避は、雨風や雪の場合を除くと「危険箇所の認識と対処する時の集中力」が大事・・。要は、荒れた天候の時は行かない! 危ない所は神経を集中して登る! という事さえ押さえれば何とかなると 「初めての山歩き」 という本に書いてある。
鎖場を過ぎてピークを一つ二つ越える、高度は上がる
途中最大のピーク「白クラ山」の頂上は単なる通過点
4時間かかった白クラを越えると崖っぷちの鎖場
剃刀岩、何百mもありそうな崖、落ちればお陀仏!
振り返るとしんどかった「白クラ山」、帰るのが心配!
計画通り6時間、展望も無く何の変哲も無い頂上
花もいろいろ
はちが飛んでくるまで3分も待った
「鳥甲山(とりかぶとやま)」のトリカブト、ダジャレ?
何はともあれキツイ山、今まで登った山の中ではベスト5の難山。 細く長い尾根歩きは、高所恐怖症の人には辛いものがある。尾根のピークは「お寺の屋根の鬼瓦」にしがみついているような感じ・・・。
ここのベストは何と言っても温泉、 「雄川閣」と「切明リバーサイドハウス」があってそこそこ立派。下の河原に降りてスコップで掘ると温泉が沸くよう。 雄川閣でスコップの無料貸出をしているようデシタ。
<雄川閣>
<切明リバーサイドハウス>
河原を掘れば温泉が出る、次回は河原の天然温泉へ
鳥甲山から下りてきたのは何と5時半。 計画では、翌日登山予定の「八海山登山口」の新潟県「六日町」へ移動したいが、何分にも下山した時は疲れでベロベロ・・、何はともあれ雄川閣の温泉へドボン! ビール飲んだらそれっきり爆睡で本日は動けず、昨日に続いてここで車中泊。 翌朝4時に起きて移動の準備。 天気予報では山形方面は雷雨らしい、 ともかく六日町の八海山近くのコンビニまで行ってみる。 結果はやはりダメで、楽しみは次回に回すことにして帰参。 時間たっぷりで湯沢から苗場スキー場、水上を経由して3時頃帰宅。
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